大山三峰

ユキヲ…

2014年01月09日 05:08

今年の初登りに…


丹沢の大山三峰に行って来ました。
谷太郎川林道突き当りの駐車場に車を停車。

日の出まで、まだ一時間強時間があったので、真っ暗な林道を歩いて煤ヶ谷バス亭まで戻り、まずは物見峠まで。

夜明け前のナイトハイク。久しぶりに暗闇の単独行。



静寂の中、遠くでカサっと鹿の走る音がする。短く甲高い警戒する鳴き声。
正月ボケした身体が一気に目覚め、一瞬にして五感が敏感になる。

ヘッドライトに映し出された木立の陰は、僕が歩くと生き物のように形を変えて行く。

感覚が研ぎ澄まされるナイトハイク独特のハイな気分をもう少し楽しみたいような気分と
早く明るくなって安堵感が欲しい気分が交差する。


木立越しに伊勢原の夜景が見え、そのまた向こうの水平線が赤くなると
いつの間にかヘッドライトの丸い光の外も薄ぼんやりと物が見えるようになって来ていました。



夜明け直後の森。


冬枯れした木立がよりいっそう静寂感を際立てるのかな。


樹林が途切れ空が広がる。新しい一日の始まり。


物見峠に着くころには完全に夜が明けてました。



峠から稜線に乗る。しょっぱな階段の急登。それほど長くないのでいいウォーミングアップ。

登山道と獣道が交差するところに獣臭がすると思ったら、わりと新しそうな熊のフンが。。。
見渡せば、まだドングリがあちこちに転がっているから、時々冬眠から起きてドングリ食べてるのかもしれない。



トレイルのアップ&ダウンが


だんだん激しくなり


痩せ尾根になってきた。


崩壊した斜面もチラホラと。


斜面が崩壊しているとことは樹林がきれるので、丹沢の大展望がひろがる。ちょっと足をとめ眺めを楽しむ。
丹沢山の山頂に収束する表尾根と丹沢三峰。


モノトーン的な冬枯れの山に彩りを添える馬酔木の緑。


ちょいちょい年末降った雪の名残りなんかも。






この先からだんだん険しいアップダウンになって鎖場があらわれると


そこからは桟橋・梯子・鎖場がこれでもかと連続。


緩急のあるトレイルで楽しいです、ココ。


こういうとこは特に楽しい。(笑)


たま~に残雪が凍結したとこは注意して歩きましたが…


この日はしっかり地面が乾いていたのでそれほど鎖に頼るほどの登下降はありませんでした。
でも、細かい粘土質の砂礫や、木の根、木の桟橋・梯子のオンパレードなので雨の日は滑り易くてイヤらしいかも。


そんなこんなで登り下りを細かく繰り返し、北峰・中峰を越え


最高峰の南峰登頂完了!…


相模湾が光り輝いておりました。


足元の霜柱をグリグリしながら小休止。



三峰を越えてもしばらくは鎖場のアップダウンと痩せ尾根が連続します。


険しい区間は合計一時間くらいだったでしょうか。




稜線から不動尻に降りる分岐に差し掛かりましたが、まだずいぶん早い時間だったので大山方面の唐沢峠に向かって歩きました。
ここまでは道標がしっかりしてますが、ここから不動尻手前の分岐まで点線なので道標が無くなります。

とは言え踏み跡はしっかり目。


尾根が広くなって優しい山容に変わります。


枯木立に日が差し込んで明るい雰囲気のとこもあれば


鬱蒼とした針葉樹の原生林になったり。


木々を楽しみながら歩けました。


唐沢峠の手前から、また不動尻に下る別のルートが現れるのでそこから下山。



途中で見えた大山三峰のピークたち。



静寂な冬の森
アスレチックのような痩せ尾根
堂々とした原生林

午前中だけの短い時間でしたが、なんかいろいろ楽しめました~。



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