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Posted by naturum at

2012年10月11日

2012年10月05日

笛吹川東沢 釜ノ沢東俣 2012.9.15-16 その1

笛吹川…
沢登りをやる人なら誰だって聞いたことがある名前だろう。

近代登山の黎明期は明治時代だが、当時から山頂への登路として沢は遡行されていたらしい。
確かに登山道が整備されていない状況であれば、道なき藪尾根より、沢筋の方が歩き易い場合も多いかと。

ただ…
その頃の沢の遡行は、あくまでも山頂への登路として利用されているようで、まだ渓谷の美を感じるための「沢登り」ではなかった。

大正時代になってあらわれたふたりの登山家によって沢の遡行自体を目的とした「沢登り」の概念は生まれる。
黒部渓谷のパイオニア冠松次郎と、奥秩父のパイオニア田部重治だ。

冠松次郎は黒部を絶賛し、田部重治は奥秩父の笛吹川に魅せられた。
それが、日本独自のスタイルと言われる「沢登り」の原点だ。

そして…
笛吹川は、沢登り黎明期より、渓の先人たちから愛されてきた沢なのだ。

百名山で有名な深田久弥も、この笛吹川の東沢を遡行して甲武信岳に立ち、こう言葉を本に残している。
「日本の山の優秀さは森林と渓谷にある。」と…。


今回は、そんなクラシックな沢に行って来ました。


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